Archaic Style 清浄明潔
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清浄明潔

清明の候の山の緑はまだ豊かと形容するほどではなく。

でも、水にあしを浸すのにいちいち躊躇することもなくなったり、雪上に残る動物の足跡の形状をいちいち気にしたりすることもなくなったり、ダウンを着たり脱いだりせずにブルゾンだけで歩けるようになったりという変化はやっぱり心を軽くします。

そして、こうして次第に善男善女の行き交うコースからはずれていくようになるのです。

積もった雪や氷で足元が確かではない厳冬期はやっぱり慎重になります。
辿ったことのない脇道に分け入っていくことはしません。

仁王立ちになってますが、育った町の寺にも立派な山門の両側に年季の入った大きな仁王さんの木像一対がありました。
記憶では朱塗りだったような気がしますがはっきりとは覚えていません。
子どもの頃は「昼に仁王さんのとこに集合」してみんなで野球しにいく、なんて形で親しみましたが、そんな待ち合わせのときだったか、ともだちの一人が木像を見上げながら「金網に閉じ込められてて可哀想だよな」と言ったのでした。
「寺域を魔から守っている」という大人の講釈をそのまま呑みこんでいたぼくには、彼が大人に見えて、差をつけられた気がして軽く嫉妬したのでした。



334.清浄明潔1

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No title

春の陽に

仁王のように

雄々しく立つ 姿

たくましい 男の姿 ですね~~

No title

水面の光に暖かさを感じます。
立ち姿も凛々しくて良いですが、勃っているのも元気さが感じられます。

No title

甲斐さんこんにちは、前にも書きましたが祖父の田舎の、すぐ裏手に小さなお寺が在りその寺の山門と言うには小ぶりながら、仁王さんが左右にやはり金網越しに立っていたのをおぼえています。寺のまわりで遊ぶのですが帰りは怖いので山門の脇を通り帰っていったのが、今思えば懐かしいですね。田舎の川も少し上流に行くと今回の写真の様な岩場と石がゴロゴロと在りました、懐かしい思い出です。仁王立ちの甲斐さん凛々しく見えます。  来人  

自然の中に堂々とそそり立つ仁王様に、この世の♂はみな嫉妬してしまいますよ^_^

Re: No title

気楽なおじさん、こんばんは。
う~ん。ミエでも切っときゃよかったですね。
それだと助六か・・

Re: No title

たくさん、こんばんは。
水の色がいい感じですよね。冬はもっと鈍色だったりします。
で、ひさびさに温かさを感じてこの日は元気だったみたいです。

Re: No title

来人さん、こんばんは。
記憶の中の仁王さんは相当でかいんですが、今見たらどう思うかな。小学校の校門なんかも記憶よりずいぶん小さかったし。小学校で運慶・快慶のことを習って、この像も運慶・快慶の作だ、と決めつけてみたりもしました。なつかしいです。ところで日本中に仁王像は何対あるんでしょうね。

Re: タイトルなし

慎之介さん、こんばんは。
この程度ならあまり嫉妬されないと思いますよ。状態も中途半端だし。でもいいんです。割と働きもんなので。
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