夢導郷1
雑木生い茂る薄暗く、がれた険しい山道を登っていると、急に視界が開け、数十メートル四方はありそうな巨大な一枚岩が現れました。
心も広やかになってはだかになって時を過ごしました。
ゆるやかに傾斜する岩をはだしで登って彼方を見ると、ところどころに白や薄紅の花をつけた樹木に彩られた緑なす低山が連なって見えます。
ややきつい陽射しに全身をじりっとやかれる快感。爽快な眺望。緑の映える白い岩肌。肌をなぶる風・・・・
これは夢の話です。
でもその夢から覚めたその日に訪れた山の、なんとなく惹かれて踏み込んだ脇道の先にそっくりな景色がありました。
以後何回かここには足を運んでいます。
予知夢ってやつなのか、夢に導かれたのか、それはわかりません。
でも本当の話です。
それだけです。
心も広やかになってはだかになって時を過ごしました。
ゆるやかに傾斜する岩をはだしで登って彼方を見ると、ところどころに白や薄紅の花をつけた樹木に彩られた緑なす低山が連なって見えます。
ややきつい陽射しに全身をじりっとやかれる快感。爽快な眺望。緑の映える白い岩肌。肌をなぶる風・・・・
これは夢の話です。
でもその夢から覚めたその日に訪れた山の、なんとなく惹かれて踏み込んだ脇道の先にそっくりな景色がありました。
以後何回かここには足を運んでいます。
予知夢ってやつなのか、夢に導かれたのか、それはわかりません。
でも本当の話です。
それだけです。
