Archaic Style 双竜の滝4
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双竜の滝4

シリーズ最後の記事です。

コメントも数多くいただきましたが、このシリーズの記事更新日のアクセス数の伸びかたは「さすがnishiくん」と人気の大きさを再認識しました。
自分のサイトで彼とコラボするなんてかつては想像もしませんでしたが、こうしてシリーズ最後の記事をアップする段になってみると、なにか一つの区切りを迎えてしまったような一抹の寂しさを感じます。

中学生のとき、親父の書棚に収納されっぱなしの世界文学全集(時代を感じさせる企画です)から大作を引っ張り出してほぼ一年がかりで読み終えたんですが、その時に似た感じです。
登場人物が多過ぎて、時代背景の知識がなくて、会話内容が難し過ぎて、モチベーションが保てなくなって何度も挫折して中断していたのが、次第に理解が深まって面白くなり、読み進むスピードが速くなって最後のほうでは「あーあと3日で読み終わっちゃう。もう少し読んでいたい」と一日数ページずつ、と牛歩戦術で読了を先に延ばそうとしていました。

そんなことを思い出したのは、その時の心理状態と今の気分になにか通じる部分があるってことでしょう。
どう通じているか、はまだ書けません。自分でもわかっていないので。
そんなことを読まされるほうも困ると思いますけども。

それでも読みたい本は読んだほうが良いです。
やってみたいことはやってみた方が良いと思います。
その先の景色を見るために。その先の自分に会うために。

シリーズ最後の写真は思い切り引いて滝のほぼ全容を構図に入れたものです。
隣に並んで立っているひとが自分と同じ方向を見ている、と無邪気に確信している瞬間というのは得難い贅沢な時間だと思います。
あまり多くの人が関心を払わない方向を見ている場合は特に貴重です。
何百キロを隔てたあまり共通項のない環境に育った二人が、たまたま同じ方向を見ていることに気づいて、近づいてそういう贅沢な時間を持つことができたことの、これはささやかな記録です。


293.双竜の滝4

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甲斐

アクセス数が伸びたのは、K/N二人のコラボだからですよ!
予告から公開まで時間がかかったのは、牛歩戦術だったんですね。読書のたとえでよく分かります。本当に面白い本だと、途中は本当に引き込まれるようにに読み、終わりに近くなると終わるのがもったいなく、わざとゆっくり読む気持ち!こんな気持ち周りの人に言ったら分かってもらえませんでした。甲斐さんの気持ち分かります。
 そんな気持ちを振り切っての公開、改めて感謝です。
双竜4 は僕の想像とは違い、驚きました。今までの流れで、今回は、二人とも瀧に向かっているバック画像かと思っていました。二入の想いが同じであることを、視線で表現している素敵な画像ですね。僕にはそんな友人がいないので、ちょっと妬みますが。(寂)
 プロフ画像のポーズは、瀧に打たれる修行僧のように無心の境地でしょうか? 生きることへの祈りの境地でしょうか?
目指す未来への挑戦の境地でしょうか? 
 いずれにしても、見ている者を寄せ付けない万物の創造主に対面しているかのように感じました。これはエロとアートを超えた宗教画のようです。
 なんて、言いながら手は股間に・・・(笑)
 

極める

甲斐さん
滝の連作、楽しませてもらいました。いつもは受け手が自由にその背景や前後を想像して楽しんでいますが、今回はいろいろ説明してくださったので、甲斐さんの目線や感性に寄り添って作品を見ることができました。ありがとうございました。甲斐さんの、絶景にたどり着くまでの御苦労や作品に対する厳しい姿勢を改めて認識したところです。だからこそ、これだけのクオリティを保つことができる訳ですよね。甲斐さんとnishiさんはこの道で価値観を同じくするだけでなく、それを実践できる希有な存在だと思います。私はこの道を極めることはなかったのですが、この中に加われたらどんなんだったろう、とふと思った次第でした。

Re: 甲斐

桃爺さん、こんばんは。
いえ、あれは牛歩ではなくてですね。たまたま仕事の大波が襲ってきたのと、二人の納得できる仕上げに至るまで何回か試行錯誤したからなんですよ。
読書の譬え、わかっていただいてうれしいです。一年も付き合っていると生活の一部になりますよね。
そこまで没入することはあまりないですけど。
この写真を撮ったときにぼくが感じていたのはは単純に、今生きて全身に陽射しを浴びていることへの感謝でした。

Re: 極める

ENZOさん、こんばんは。
好きで(酔狂で)やってるので苦労と思ったことはないです。
大変な思いをすることはありますが、それを味わえる健康に恵まれたことを幸せに感じています。
興が乗るとのめりこむ、とかしつこく追求する、とかって性質はnishiくんと共鳴した部分だと思います。
やりたいことを実現するためには気力と体力を惜しまずに注ぎ込むところも似ています。
そういう仲間を持てたのは幸運としか言いようがありません。

No title

同じ方向を見つめる

同じ志の男たち


夢も憧憬も 

消え去ることのない世界ですね


Re: No title

気楽なおじさん、こんばんは。
夢や憧憬はできれば実現させてその先に進みたいですね。
チャレンジして望外の成果を得ることも、結果の出ないこともありますが。
プロフィール

甲斐

Author:甲斐
晴れやかに一糸まとわない姿で、全身に風と光を感じたい。
管理人のヌーディスト(甲斐)自身の、自然の景観の中のヌード写真を駄文付きでご覧いただくブログです。
自然の中を気持ちよくご一緒にはだかで旅をしているような気持ちで楽しんでいただけるとうれしいです。

メールヌードに理解のある方でしたら年齢性別問わずどなたでも歓迎ですが18歳未満の方はご遠慮ください。

タイトルは、裸体に対するタブーが少ないおおらかな古代への憧れを表しています。

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