燦然世界
なんとなくラジオをつけておいたら、読んだことのある歴史小説家が城めぐりの楽しさを話していました。
その方が話していた城跡は訪れたことがないんですが、以前 無名の城跡を訪れたときに出逢った美しい紅葉の下で撮った写真があることを思い出しました。
石垣も土塁も写っていないので城跡とはわかりませんが。
無名とは言ってもここを訪れたのは、読んだ歴史小説の中でその攻防が描かれていたからです。
でも百の単位で城跡廻りをしているようなその道の好事家でも、地域をぐっと絞り込んでヒントを示さないと当てられないような城です。
かくいうぼくはそこまでの城マニアではないですが、この近辺はある希少な花の里としてそれなりに有名で、花を目当てに行こうと地図を見ていたら小説で見た記憶のある城跡名があり、そんなわけで立ち寄ってみたのでした。
紅葉の発色もあざやかで、またそれが夕暮れ間近の低く強い日光に射られて見ようによっては黄金色にさえ映って引き込まれるような美しさでした。
そして・・・実際に引き込まれてしまいました。
冷たく美しく強い、なにか抗し難い威厳と力を備えた何者かに、自らそれと望んで体を開いてしまっているような気持ちでした。
この季節の夕暮れ近い山中なのに肌が汗ばんでさえいるのは少々興奮していたからかもしれないです。
その方が話していた城跡は訪れたことがないんですが、以前 無名の城跡を訪れたときに出逢った美しい紅葉の下で撮った写真があることを思い出しました。
石垣も土塁も写っていないので城跡とはわかりませんが。
無名とは言ってもここを訪れたのは、読んだ歴史小説の中でその攻防が描かれていたからです。
でも百の単位で城跡廻りをしているようなその道の好事家でも、地域をぐっと絞り込んでヒントを示さないと当てられないような城です。
かくいうぼくはそこまでの城マニアではないですが、この近辺はある希少な花の里としてそれなりに有名で、花を目当てに行こうと地図を見ていたら小説で見た記憶のある城跡名があり、そんなわけで立ち寄ってみたのでした。
紅葉の発色もあざやかで、またそれが夕暮れ間近の低く強い日光に射られて見ようによっては黄金色にさえ映って引き込まれるような美しさでした。
そして・・・実際に引き込まれてしまいました。
冷たく美しく強い、なにか抗し難い威厳と力を備えた何者かに、自らそれと望んで体を開いてしまっているような気持ちでした。
この季節の夕暮れ近い山中なのに肌が汗ばんでさえいるのは少々興奮していたからかもしれないです。