軍営の秋気2
もう暦の上でも、実際の気候も秋ではないですけど。
寒くなったくらいでは撮影やめません。
むしろちょっとテンション高めになります。
ここは好きな城址で時々訪ねます。
初夏だったと思いますが、あるときここを訪れて、場所を決め、構図を考えて着衣のままテストして、さて正装に着替えようかとシャツを脱いだとき、すぐそばで突然何人もの声が聞こえました。
あわててタオルで汗をぬぐうハイカーを装っていると(まるっきりの嘘でもありませんしね)、どやどやと降ってわいたように数十人の団体の皆様が旗もった先導者に率いられて出現したのです。
地元の歴史研究会の皆様でした・・・
中でもとても知的な風采のご高齢の紳士がガイド役のようで、その方の学術的説明を皆さん一生懸命メモしながら聞いておられました。ぼくもシャツを着て紛れ込んで拝聴することに。
で、十数分後皆さんが下山された後、今度はそのガイド役の紳士がもう一度お一人で戻ってこられ、「あなた城にご興味があって撮影してるの?ご熱心ですね」と。
「え、えぇ好き・・ですねぇ。」
「私は(名刺を出されて)退官前は歴史を教えていたものなんだが、ここには何十回と登ってきているけど興味が尽きない。よろしければご案内しましょう」
と、いうことで決して狭くはない城域を「ここは隠し井戸」「これは虎口」「ここは馬場だったと思われる」「この巨石はどこそこから運んできたのではないか」といろいろ案内してくださいました。
ありがたいことです。感謝・・
その方が下山された後も、「さぁ撮影だ」というテンションにはなかなか戻れませんでした。
こういうの「毒気を抜かれた」感じというのでしょうか・・・
ちょっと違うか・・

寒くなったくらいでは撮影やめません。
むしろちょっとテンション高めになります。
ここは好きな城址で時々訪ねます。
初夏だったと思いますが、あるときここを訪れて、場所を決め、構図を考えて着衣のままテストして、さて正装に着替えようかとシャツを脱いだとき、すぐそばで突然何人もの声が聞こえました。
あわててタオルで汗をぬぐうハイカーを装っていると(まるっきりの嘘でもありませんしね)、どやどやと降ってわいたように数十人の団体の皆様が旗もった先導者に率いられて出現したのです。
地元の歴史研究会の皆様でした・・・
中でもとても知的な風采のご高齢の紳士がガイド役のようで、その方の学術的説明を皆さん一生懸命メモしながら聞いておられました。ぼくもシャツを着て紛れ込んで拝聴することに。
で、十数分後皆さんが下山された後、今度はそのガイド役の紳士がもう一度お一人で戻ってこられ、「あなた城にご興味があって撮影してるの?ご熱心ですね」と。
「え、えぇ好き・・ですねぇ。」
「私は(名刺を出されて)退官前は歴史を教えていたものなんだが、ここには何十回と登ってきているけど興味が尽きない。よろしければご案内しましょう」
と、いうことで決して狭くはない城域を「ここは隠し井戸」「これは虎口」「ここは馬場だったと思われる」「この巨石はどこそこから運んできたのではないか」といろいろ案内してくださいました。
ありがたいことです。感謝・・
その方が下山された後も、「さぁ撮影だ」というテンションにはなかなか戻れませんでした。
こういうの「毒気を抜かれた」感じというのでしょうか・・・
ちょっと違うか・・
