Archaic Style　残照に立つ1

残照に立つ1

滝登りの真っ最中ではありますが・・

あんまり特別な風景ばっかり続くと、撮りためた普通の背景の写真が載せづらくなてしまいますので。
とはいってもここも実は優美な山並みを借景に、眼下をゆったりと大河がながれるなかなかの美景です。
その景観を求めておとずれる人も割合多い場所で、この日も高校生カップルが長時間ねばってました。

・・たぶん彼氏の頭をスキャンできたら、景色のことなんか3%くらいしか占めてなかったと思いますが。
(脳内メーカーってありましたよね。)
「はやく日が落ちねーかな。そしたら・・」って雑念一色だったと思われます。
気配を察して下山を促す彼女と、粘りたい彼氏の緊張感をはらんだ駆け引きは少し楽しめました。

そんなわけですっかり残照の時間となり、汗まみれの体に夕陽という、平板に見える残念な組み合わせとなってしまいました。
でもフォルダーの中で目にするたびに「おれ、どうすんの？」と聞かれてるような、どうも気になる写真なのでアップしてしまいました。

いよいよ8月も最終日ですが残暑、続きますね。
涼風到来を待ち望みつつ、でも背を見せる夏を呼び戻したいような、ちょっと複雑な心境です。
例年のことですが。