初夏はゆふぐれ4
忙しくてちょっと更新が遅れました。
昨日は仕事も一段落したこともあり、ふとした思いから学生時代からの若い頃を過ごした町にふらっと行ってみました。
気になっていたのはその町のとんかつ屋さんです。
その頃はとにかく肉が食べたくて、肉がどーんと皿の中央に鎮座ましましていない食事はメシとは言えない!というくらいの感覚でした。
夜中に無性に肉が食べたくなって、とぼしい財布の中身をにらみつつも結局誘惑に打ち勝てずに深夜営業のステーキハウスに走ったりしたこともたびたび。
夜中まで開いているこのお店もよく訪れました。
ビールを飲んだりするような余裕はなくて、いつも一番安い定食をがつがつ食べて帰ったもんです。
今回もその「青春の味」だけ頼みました。
食べている間、店主のおじさんは常連さんと話をしながら淡々と仕事をされてました。
おじさんと言葉を交わしたのもほんの2,3回でしたので、ぼくのことなんて全く覚えていないだろうと思ったのですが、支払いのときに軽く会釈だけしてみたら「おひさしぶりです」と言ってくださったのです。
「最初に店に入ってきたときアッと思ったし、食べ方も同じだけど、変わってなさすぎるのがかえって人違いのような気がして声かけなかったんですよ」ということでした。
深夜に鬼気迫るような真剣さで、とんかつだけがつがつ食って帰っていくのがよほど印象的だったんでしょうね。
でも覚えていただいていたのは本当にうれしかったです。
高齢だし、店はあと数年続けて終わりにします、と言われて「数年ならまた来れますね」と反射神経だけで嬉しがらせを言ってしまった不誠実を少々後悔しましたが、でも豊かな気持ちになって帰ってきました。
そういうことってありません?

昨日は仕事も一段落したこともあり、ふとした思いから学生時代からの若い頃を過ごした町にふらっと行ってみました。
気になっていたのはその町のとんかつ屋さんです。
その頃はとにかく肉が食べたくて、肉がどーんと皿の中央に鎮座ましましていない食事はメシとは言えない!というくらいの感覚でした。
夜中に無性に肉が食べたくなって、とぼしい財布の中身をにらみつつも結局誘惑に打ち勝てずに深夜営業のステーキハウスに走ったりしたこともたびたび。
夜中まで開いているこのお店もよく訪れました。
ビールを飲んだりするような余裕はなくて、いつも一番安い定食をがつがつ食べて帰ったもんです。
今回もその「青春の味」だけ頼みました。
食べている間、店主のおじさんは常連さんと話をしながら淡々と仕事をされてました。
おじさんと言葉を交わしたのもほんの2,3回でしたので、ぼくのことなんて全く覚えていないだろうと思ったのですが、支払いのときに軽く会釈だけしてみたら「おひさしぶりです」と言ってくださったのです。
「最初に店に入ってきたときアッと思ったし、食べ方も同じだけど、変わってなさすぎるのがかえって人違いのような気がして声かけなかったんですよ」ということでした。
深夜に鬼気迫るような真剣さで、とんかつだけがつがつ食って帰っていくのがよほど印象的だったんでしょうね。
でも覚えていただいていたのは本当にうれしかったです。
高齢だし、店はあと数年続けて終わりにします、と言われて「数年ならまた来れますね」と反射神経だけで嬉しがらせを言ってしまった不誠実を少々後悔しましたが、でも豊かな気持ちになって帰ってきました。
そういうことってありません?
