Archaic Style 翡翠渓谷1
2ntブログ

翡翠渓谷1

鮮やかなアクアブルーの渓流の話は以前書きましたが、今日は翡翠(ヒスイ)色の渓流の話です。

山猿紀行の途中ですけど今日はちょっと中断して単独行の話です。

ものすごい山奥にある目的地まで相当な距離の山道を歩かなければならないんですが、早起きに失敗した上に途中で道を間違えて違う山に入ってしまったりで、正しい道に戻って登山口に立った時点で15:00近く。
そこから目的地までは徒歩10kmくらいあるので断念するかどうかとても迷いました。
知らない山で日暮れを迎えるのはまずいですからね。
でも、そう簡単に何度も来れる場所じゃないのでえいっと脚を踏み出しました。

途中には川面がきらきら光る流れの緩やかな清流もあり、汗だくなので水浴びしたい誘惑に駆られますが寄り道してる時間もなく。
でも道沿いにちょくちょく一重咲きの山吹が咲いていて目を楽しませてくれます。
ときどき山吹の枝を手折りながら強引に急ぎ足の道行の友になってもらいました。

目的地の渓谷の上に到着したら、ちょうど釣り人2人が渓谷から登ってくるのとすれ違いました。
ほんとに釣り人ってどこにでもいますね。
この時間のこんな山奥でひとに逢おうとは思いませんでした。
もっとも、先方も同じ思いだったようで、山吹の枝を持ったバックパッカーはちょっと観察されてました。

川原に降り立つと、そこは30mの高さから音を立てて豪快に水を落とす轟瀑あり、透明度の高い翡翠色の水を満々とたたえた淵ありの絶景が一望できる場所で、一目見て「来てよかった」と至福の感慨に満たされました。
それだけで疲労困憊も癒されました。



79.翡翠渓谷1

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは!

甲斐さん、こんばんは!

水の表情って様々ですよね。ブルーだったり、グリーンだったり、白っぽかったり、深い色だったり・・・自分は同じ水でも海派ですが、その表情は時に厳しく、優しく、季節や天候でさまざまな色を見せてくれます。

今回の画像は、バックのブロック状に砕けたような岩肌も印象的ですが、翡翠色と山吹の花の山吹色とのコントラストが美しいですね。初夏の風を感じる風景です。

川と言えば、「行く川の流れは絶えずして・・・」という無常感をこの頃は特に感じます。また、時にゆっくりと、時に激しく流れる様は人生にも例えられますよね。♪あぁ・・・川の流れのように・・・
無常とは、残酷でもあり救いでもあるのかな・・・と、川面を見て思うこの頃です。

では!

Re: こんばんは!

おっと、だいさん。
なにかありましたね?
時の流れは日薬といって心の傷をいやすのです。
と元作家の某尼僧さまが書いてました。
山吹シリーズまだ続きますよ。

No title

本当に翡翠色してますね。
穏やかで静かな渓流に見えますが、別天地に辿り着くまでの道のりを想うと、達成感は一層得られますよね!
この秘境ってどのような手段で探し当てるんですか?地図だけ?

しっかし露出の人、共通の悩みでもある釣り人、ある人は釣り人を秘密のすいばの情報源にしていました。
出遅れて到着時間がズレて幸いすることもあるんですね^^

Re: No title

ぶっきさん、こんにちは。
この日のことは忘れないと思います。
往くのも大変でしたが、着くまで、ここまでの絶景はまったく予想してなかったんですよ。
目にした時は息をのむような感動がありました。
プロフィール

甲斐

Author:甲斐
晴れやかに一糸まとわない姿で、全身に風と光を感じたい。
管理人のヌーディスト(甲斐)自身の、自然の景観の中のヌード写真を駄文付きでご覧いただくブログです。
自然の中を気持ちよくご一緒にはだかで旅をしているような気持ちで楽しんでいただけるとうれしいです。

メールヌードに理解のある方でしたら年齢性別問わずどなたでも歓迎ですが18歳未満の方はご遠慮ください。

タイトルは、裸体に対するタブーが少ないおおらかな古代への憧れを表しています。

全ての記事を表示します

全ての記事を表示する

カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
最新記事
投稿作品アルバム
このブログのイメージで描いた絵を送っていただきましたのでご紹介します
カウンター
FC2カウンター
メールフォーム
管理人(甲斐)への感想、撮影希望などのご連絡はこのフォームをお使いください。感想や背景、場所、ポーズなどのアイデアや情報もいただけるとうれしいです。 個人情報には充分に配慮いたしますのでご安心ください。

名前(name):
メール(mail address):
件名(title):
本文(letter):

検索フォーム
最新コメント
リンク
このブログとのリンクをご希望の方は上のメールフォームを使って管理者までご一報ください。
月別アーカイブ
撮影ご協力のお願い
撮影にご協力くださる方を募集します。
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示