Archaic Style　アクアブルー

アクアブルー

色の名前から想像していた色彩と、本当の意味が違ってた、なんてことはないですか？

浅葱(あさぎ)色なんて黄緑色を想像していたけど、本当は淡い水色のことだったり。
鶯(うぐいす)色も、実はくすんだ控えめなうぐいすの体の色そのものなのに、その透明感のある歌声から鮮やかな黄みがかったグリーンをイメージしていたり。
日本の伝統色のバリエーションの豊かさを示すこういう言葉は、最近見直されてきてはいるけど、どうしても「床の間に飾ったちょっと目をひく陶器の置物」みたいな感じがします。日常生活の中にあまり登場しないから。
着物を着る人が減ってきたのとも関係がありそうです。

瑠璃(るり)色なんてのもありますがどんな色をイメージしますか？
ぼくのイメージは本来の意味とはだいぶ違ってました。
ちょうどこの渓流のような色を指すんだと思っていて、さっき念のために調べたら全然ちがうんですね。
で、この川の色はアクアブルー。ちょっとグリーンも入ってますけど。
アクアブルーって要するに水色ですけど、この冴えた美しい色はもっと個性の強いことばに置き換えたい！
でアクアブルー。訳すと水色・・。訳すなよ・・。

厳冬期目前の渓谷の水に浸した足指はちぎれそうでしたが、こんな見事な色彩に会えるならそのくらいはなんでもありません。ま、脱がなくても良いわけですが。
水色・・・・・自然の中で見つけた平凡な名前の天然のその色はとても希少で非凡な色でした。

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いろいろあります

甲斐さん、こんにちは！
今回はしなやかな体躯とポーズで、いつもとちょっと違う印象を受けました。寒い分、水の色や空気感も冴えた感じを受けました。

瑠璃色、と言うと、正倉院宝物の「瑠璃杯」を思い出しますね。あれがまさに瑠璃色です。青紫の花を咲かせる、「ルリタマアザミ」という植物もあります。

ところで、画像の渓谷の水色ですが、こういう色をまさに「水浅葱」と言うと自分は思います。色のニュアンス文字通りいろいろで、そこに人の主観が入るので一概には言えませんが、ちょっと詩的な香りもして、良いのではないでしょうか。
自分は普段のおシゴトでいろいろな色を扱うので、色の名前やニュアンスには敏感でありたいですね。
では。

2011-01-23(16:41) :
だい URL :
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Re: いろいろあります

だいさん、こんばんは。
いまコメント読んで調べたらまさにこの色が水浅葱！
死装束にも使った色だったみたいですね。
川の水の色にもいろいろあります。
赤っぽい色、透き通るようなエメラルドグリーン、白が勝った色とか。
でも意外に見事な青って少ないような気がします。
海の青とも空の青との違う、清流の青にこれからも出会いたいもんです。

2011-01-23(23:26) :
甲斐 URL :
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No title

その写真の水面のブルーは綺麗ですね
この場合の日本式色名は悩みますね
知識がないと書けませんよね
本当の水色は無色透明ですね周りの色を写しています
（←へ理屈でした・・爆）

2011-01-24(00:08) :
Ｍａｍｏru URL :
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Re: No title

Mamoruさん、こんばんは。
そう。水には色がないんですけどね。
でもその無色透明な清流にもいろんな違った色や表情があってそういう違いを見つけるのも楽しいです。
小魚が群れてたり、梅花藻がそよいでたりするのにも出会いましたよ。
川もいろいろでございます。

2011-01-25(02:11) :
甲斐 URL :
編集

No title

甲斐さん、こんにちは。
いつもと違う柔かなポーズも素敵です。
腕を上げると脇下の筋肉が貧弱な僕では、骨ばってしまうのですが、さすが体躯のよい甲斐さんはキマっていますね。
色の名前は調べると楽しいですね。
古代日本には、色を示す言葉は少なかったようです。
そのまま形容詞になる色（赤い、とか青いとか）だけだったと聞いたことがあります。
今回の渓流の青はとても綺麗です。
石灰が多く含まれているのかな？
夏には梅花藻のそよぐ流れでも写真も期待しています。