Archaic Style 白帯の過客1
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白帯の過客1

いよいよ渓流が気持ち良い季節になってきました。

ということで先日さっそく行ってきました。
ランパンとアクアサンダルに着替えて入渓します。
流れに足を浸しながら遡行をはじめてすぐ、川幅いっぱいに枝をさしかけた花木の枝から新緑の葉とやや地味な白い花が咲きこぼれている場所を見つけました。けっこう壮観です。
初夏にここに入渓するのは初めてだったので今まで知らなかったんです。

期待以上の景観だったので撮影ポイントは決まったようなものですが、そこはいろいろ経験してますのですぐには腰を据えません。
最強の冒険野郎「釣り人」がどこまで入り込んでいるか判らないからです。
ということで約一時間をかけて、苔で滑らないように慎重に岩を登ったり降りたりを繰り返して更に上流へと進みます。
途中で2月の記事「告白」の写真でまたがった倒木がいよいよ黒く朽ちて川中に崩れ落ちているのを見かけました。
厳冬期にこんなとこまで来たか・・・今更ですがあほを実感します。
更に「もうさすがにこれ以上奥へは進めないな」と確信できる場所まで進んでから引き返す際に、そこの美しい景色を納めておこうとカメラを出しました。

電源を入れました。
設定を修正し、構えてフォーカシングしました。
シャッターを押しました。
・・シャッターは降りませんでした・・・
記録メディアが入っていませんでした・・・・

ということで当日の写真はありません。
こういう失敗は初めてです。
代わりに、今日は別の日に友だちに撮ってもらった写真をアップしてます。

記録は残りませんでしたが、陽射しも適度で風もやさしく、約二時間の渓流歩きは楽しかったです。
ただ、遊歩道と違って一瞬たりとも気が抜けないのが沢歩きです。
平坦に見えるところで滑ったり足をひっかけて転倒しかけたりします。
歩行に支障が出るような怪我を負っても助けはきません。
そういう緊張感の中で一足ごとに小さい決断を下しながら歩を進めると、自然とアタマから雑念が消えて、精神状態もすっきりしてきます。
途中、淵に潜ってクモの巣と汗を洗い流してさっぱりすると失敗も忘れてすっかり機嫌が良くなっていました。
表情筋が緩んでいるのがわかります。

あと一週間でブログ立ち上げから3年が経ちます。


263.白帯の過客1

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No title

「白帯の過客」これは意図したオヤジギャグなのか、あるいはそう感じた僕自身の脳のオヤジ化なのか、そんなことで悩んだ今日です。それはさておき、僕は甲斐さんの背後からのシーンが好きです。美しいと思います(笑)。

Re: No title

FJさん、こんばんは。
ご賢察のとおり「月日は百代(はくたい)の過客にして・・・」にかけました。
3年っていう時間の長さを感じてたこともあり。
あと、D・キーンの本を半分くらいかじって放り投げてたのがずっと気になってまして。
バックショットは修正の手間が少なくていいです。

No title

新緑の中のバックショットも 申し分ないですが・・


淵に潜ってクモの巣と汗を洗い流してさっぱりした表情筋の緩んだ姿も 見たかった ですね~~

Re: No title

気楽なおじさん、こんばんは。
残念ながらその日の写真はないんですよ。
カラのカメラを抱えてきてたんで。
表情筋だけでなく頭のネジも緩んできたかもしれないですね。
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